「治未病」未だ病まざるを治す


東洋医学の特徴である「未病」という言葉が一般化されてきたのは、平成9年の『厚生白書』からと言われています。

国土交通省関東地方整備局の資料(PDF)がとても分かりやすいので、リンクをしておきます。

 

簡単に言うと、

  • 西洋医学:二元的健康観(健康or病気)←ヒトの健康は0か100か!
  • 東洋医学:一元的健康観(健康→未病(程度により様々)→病気)←健康は0〜100とヒトそれぞれ!

 と言うことになります。

 

しかし、20年以上経った現代では、医師を中心とした全体的な「予防医学」が発展しつつあります。

また、平成28年の『厚生労働白書』では超高齢社会における「地域包括ケアシステム」等が提案されております。

 

私たち、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師も、医師の同意書をもって健康保険による治療が認められています。

 

ただ、教科書『新版 東洋医学概論』にはこう書かれています。

 

この未病の考え方によれば、病気の発症をその予兆によって知り予防するとともに、いったん発病した場合であっても重篤にならないよう早期・適切に処置することが肝要であり、これによって疾病の他の臓器への拡散・転移および疾病の悪循環の防止が期待できるとされる。

 

江川町・富士治療院では、この「病気の発症をその予兆によって知り予防」する『未病治療』に重きを置いて治療していきます。